三重県いなべ市 伊勢藍 江戸時代の正統な灰汁発酵建て藍染 藍染工房 伊勢藍

お電話でのお問い合わせはこちら

0594-28-9378
080-4182-8311

営業時間 10:00〜16:00

不定休
(お問合せください)

江戸時代の灰汁発酵建て藍染の美しさと効能。パリの人々も魅了する〈伊勢藍〉。

2022年10月1日 / イベント紹介, 伊勢藍, 藍の生育レポート, 藍染のちから

早いもので10月もスタートし今年も残すところあと3ヶ月となりました。
[藍染工房∞伊勢藍]のある三重県いなべ市もすっかり秋。[藍フィールド]では、藍の花々が季節の移ろいを知らせてくれています。
先月よりスタートした、土曜日限定の〈親子藍染体験会〉も大変好評をいただいており、早くも[藍染工房∞伊勢藍]の人気企画となりつつあります。
江戸時代の灰汁発酵建て藍染の体験を提供している[藍染工房∞伊勢藍]では、化学薬品や添加物を使用せず天然素材のみで藍建した染液をご用意しております。〈親子藍染体験会〉で使用される染液も同様に、天然素材のみで作られた染液を使用していますので、お子様でも安心して藍染を体験していただけます。
なお[藍の寝床]を利用して行われる〈親子藍染体験会〉は、染液の原料のひとつである蒅(すくも)造りのオフシーズンのみとなります。気になる方は、こちらのFacebookページからご予約状況をご確認の上、ぜひお気軽にお問い合わせください。
※こちらの親子体験会は、付き添いの親御さんたちが藍の知識や染めに集中できないという理由により、現在募集、を見合わせております。ご理解のほと、何卒宜しくお願い申し上げます。

藍の花

[藍染工房∞伊勢藍]では、その蒅の原料となる藍の栽培から無農薬無化学肥料にて行っています。いま、[藍フィールド]で花を咲かせている藍もその原料。現在、藍の委託栽培先である、(農)一色営農生産組合さまと、福祉事業所(株)絆さまにおいて、二番刈りと藍こなしが大詰めを迎えているところ。[藍染工房∞伊勢藍]は、多くの地域の方々のご理解とご協力のもと運営されています。
苗の植え付けから栽培、収穫とその後の処理まで、[藍染工房∞伊勢藍]の貴重な藍は、皆さんの笑顔と汗の結晶とも言えます。その藍を、時間と手間をかけて蒅にし、江戸時代の正統な灰汁発酵建て藍染の染液として体験会の皆様にご提供できる喜びを噛み締める日々。[藍染工房∞伊勢藍]に関係していただく皆様に感謝の念に堪えません。

藍フィールドで藍の花を楽しむ女性

そんな[藍染工房∞伊勢藍]で染師が1点ずつ丁寧に染め上げられる藍染製品は、〈伊勢藍〉としてオンラインショップCreemaサイトにてご購入いただけます。着る菌活としても注目されている藍染製品。[藍染工房∞伊勢藍]の製品は、先述の通り、化学薬品や糖などの添加物を一切使用せず、天然素材のみで藍建した染液で染め上げられています。草木染めの中でも表面活着という特殊なメカニズムを持つ灰汁醗酵建て藍染。生地の表面に微生物を纏わせるように染め上げられた〈伊勢藍染〉の衣類には、防臭・抗菌・消炎・鎮痛・ほぼ100%のUVカット効果、沈静効果、アトピー性皮膚炎などへの優れた効力など、藍本来の“力” が宿っています。
〈伊勢藍〉では、毎日、気軽に使っていただけるデイリーウェアや、江戸時代の人々を魅了した藍の美しさを楽しめるストールなどをご用意していますので、藍染体験会になかなかご参加いただけない方などはこちらからお求めいただくこともお勧めいたします。

〈伊勢藍染〉は、オンラインショップのみならず、現在、全国展開に向けて計画中。実際に手にとってご覧いただける機会が増え、ひとりでも多くの方に、江戸時代の灰汁発酵建て藍染で染め上げられた、藍本来の効能や美しさを実感していただきたいと思っています。過剰な効率化と使い捨ての文化が蔓延ってしまった現代において、一方では、SDGsに代表されるようなライフスタイルの見直しをすすめる機運が高まっています。毎日の生活を大切にしたい、環境にやさしい生き方をしたい、自然との共生をしたいと考えている方々をはじめ、これまで以上に多くの方々に江戸時代の灰汁発酵建て藍染の文化が見直され始めていることを実感します。

江戸時代の灰汁発酵建て藍染のストールを巻く女の子

藍が本来持っている効力や美しさ、文化は海を超えて、ファッションの街パリでも好評をいただいております。
〈伊勢藍〉は今年、パリで開催されるファッション見本市への出展を計画中。一足先に海を渡った〈伊勢藍〉の製品は早くもパリの人々を魅了しているようです。
良いものを長く大切に愛用するライフスタイルが、現在も文化として根付いているフランス・パリにおいて、〈伊勢藍〉は、その日本らしい美しさはもとより、江戸時代の灰汁発酵建て藍染だからこそ宿る藍の効力が人々を惹きつけている様子。
美的感覚においても、用の美という点においても、厳しい審美眼を持っているパリの人々に、〈伊勢藍〉が受け入れられていることは、私たちにとっても大きな励みになりますし、なにより日本人としての誇りを感じることでもあります。

江戸時代の灰汁発酵建て藍染の服を着るフランス人

[藍染工房∞伊勢藍]では、冒頭にご紹介した、通常の江戸時代の灰汁発酵建て藍染の体験会、ボディーワークの講師として活躍されている福島先生による〈福島富美江先生の藍染め(主に群雲染め)しながらボディワーク(攪拌ワーク含む)〉が10月29日に開催予定。毎回、福島先生の笑顔とポジティブな空気に包まれる人気イベントです。伊勢型紙保存会の会長である内田先生を講師にお招きしての〈伊勢型紙彫り&染め教室〉も予定しています。
各種イベントのご予約状況や概要はFacebookにてご紹介していますので、ぜひお時間のあるときにご覧ください。

アクセス

藍染工房∞伊勢藍

所在地
三重県いなべ市大安町大井田2749
いなべ藍ランド
電話
0594-28-9378
080-4182-8311
営業時間
10:00 - 16:00
定休日
不定休(お問合せください)
アクセス

お車でお越しの方
東海環状大安ICまで・・・
名古屋から約40分
京都から約1時間20分
大阪から約2時間
東京から約5時間

電車でお越しの方
三岐鉄道三岐線大安駅まで・・・
名古屋駅から約1時間
大安駅から工房まで徒歩約12分